5月1日、東京都下の里山へ向かいました。
まずは、泥まみれのコアオハナムグリがお出迎え。

泥まみれのコアオハナムグリ
「泥まみれのコアオハナムグリ」

水で洗ってみたら、確かにその正体はコアオハナムグリ。
でも、まさかエステの一環としての泥パックじゃなかったよね? 
洗ってしまったのは、余計なお世話だったかな?

泥まみれの次は、フンまみれの虫。
クコの葉上の、トホシクビボソハムシの成虫と幼虫。
幼虫は自らのフンを全身にまとっており、防衛のためとはいえ、ずいぶん重たそうです。

トホシクビボソハムシの成虫と幼虫
「トホシクビボソハムシの成虫と幼虫」

「トホシ」とは「10の星」で、成虫の翅に10個の星(=黒い斑紋)があることからの
命名ですが、実際には額面どおり10個の斑紋を持つタイプは少数派で、
斑紋の数はさまざまです。この場所で見られる個体は、無紋(星が0個)のものが
ほとんどで、「ムモンクビボソハムシ」とでも命名した方がしっくりきます。
まあ、ハムシの和名には、おかしなものがたくさんありますので、
あまり深く考えないでスルーした方がよいでしょう。

羽化したばかりのヤマトゴキブリ
「羽化したばかりのヤマトゴキブリ」

レースのような白い衣装をまとった、美しい虫。
一瞬、誰だかわかりませんでしたが、よく見ればヤマトゴキブリのオス。
キミか~。見ちがえちゃったよ~、馬子にも衣装だねえ・・・と、つぶやきながら撮影。
黒くなったりせずに、ずっとこのままの色でいれば、今より愛されるのでは?
仮装パーティーの日でもないのに、みんなが意外な姿でお出迎え。

ヒメウマノオバチ
「ヒメウマノオバチ」

ウマノオバチは何度か見たことがありますが、このヒメウマノオバチは初めて見ました。
同じ場所に3匹が飛んできて、クリの樹皮に開いた穴をさかんに気にしています。
ウマノオバチよりもずっと短い産卵管ですが、
木の内部に潜む獲物まで、これでもちゃんと届くのでしょうか。
ちなみに、ウマノオバチの方は、こんなに長い産卵管を持っています。

こちらがウマノオバチ
「こちらがウマノオバチ」

1997年から19年間も通っている里山。
ここには、おそらくいないのだろうと思っていたイボタガの幼虫に初めて遭遇。
7匹の3~4齢幼虫が、ヒイラギモクセイの葉を食べていました。

イボタガの幼虫
「イボタガの幼虫」

当面の取材対象ではないので、イボタガはスルー。
風薫る5月の里山はさわやかですが、
今回の目的は、白バック撮影の特定のモデル昆虫を探し出し、採集すること。
帰宅後のスタジオ撮影は、栄養ドリンク4本を飲みながら、朝までかかりました。