1週間のボルネオ旅行から帰ってきました。
ボルネオ島のマレーシア領は、時差が1時間(日本時間マイナス1時間)しかないので、
行きも帰りも、すぐに体が順応できるのはありがたいのですが、今回は帰りの飛行機で、
フライト直前になって右主翼に不具合が見つかり、修理が済むまでの3時間半、
1ミリも動かずに、着席・ドアクローズのままで待たされることとなり、疲れ果てました。

このような場面では、おそらく日本の航空会社なら、きちんと事情を説明した上で
謝罪するだろうと思うのですが、海外の航空会社には、本当にダメなものがありますね。
今回も、遅延の理由は、こちらから訊くまで教えてもらえなかったし、またその返答も、
「離陸に必要な書類が届かない」などと言って、乗客にわかるような説明はせず、
具体的な言及を避けようとします。
ぼくの座席からは、右主翼の周辺で起きていることが丸見えだったので、
航空会社の態度に憤慨しつつ、その修理工事のゆくえを固唾を呑んで見守っていました。

右主翼にトラブル
「右主翼にトラブル発生」

最初は、工具箱を持った2人組がやってきて、箱から取り出したのは、なんと金づち!
おいおい、こんなハイテク機器を、そんなもので修理するのか?
公民館の下駄箱じゃないんだぞ! とビックリ仰天しましたが、
その後、たくさんの車と地上スタッフが、ツムギアリのようにわらわらと集まってきて、
ものものしい雰囲気の中で、ハイテク機器にふさわしい修理が施されたようです。

うんざりした顔の乗客たちを乗せた機体は、3時間28分遅れで夜空に舞い上がり、
ぶじに巡航速度に達しましたが、ぼくはさっき見た金づちがまぶたの裏にちらついて、
とても眠る気にはなれません。乱気流で機体がひどく揺れるたびに、
右主翼がまだそこにあることを窓から確認しては、安堵のため息をついていました。

帰国後は、すぐに文化放送のラジオ番組に出演する予定があり、
家についたら、番組の構成作家の方と電話で打合せする約束をしていたので、
成田空港で食事する時間も取れず、ヒヤヒヤの帰国劇となりました。

スタジオブース前にて
「出演を終えて、スタジオブースから出てきたところ(自撮り)」

ラジオ番組というのは、「福井謙二 グッモニ」という朝の帯番組で、
9月11日の「エンタメいまのうち」というコーナーに出演して、
「虫と自撮り」というテーマでお話をさせていただきました。
プロのアナウンサーのお話のまとめ方は、本当に見事なものですね。
「あと2分」の札が出た時点で、ぼくは話が終らないのでは? と心配したのですが、
余裕しゃくしゃくで1秒の狂いもなく、ピタリと締めくくるお手並みは
さすがと言うほかありません。

文化放送を出て見上げれば、空はもうすっかり秋の装いで、
ああ、ボルネオに行っている間に、夏が終ってしまったなあ・・・と寂しくなりました。

文化放送
「文化放送の局舎ビルと、秋の空」

今回は、「ボルネオ紀行」とは名ばかりの記事ですみません。
次回より、現地でのできごとを3回程度に分けて書きたいと思います。

※ 植物写真家の高橋修さんの写真展が、東京・八王子の長池公園内にある自然館で
  開催中です。会期は今月の末日まで。ぜひご覧ください。
  http://top.tsite.jp/news/outdoor/o/25391776/