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 2冊の本の出版を終え、写真展もぶじに船出して、
ようやく、いつもの7月の日常が戻ってきたような気がします。
写真展初日の帰りに、『樹液に集まる昆虫ハンドブック』(2009年出版)の取材で、
かつて毎日のように通っていた近所のクヌギの木に立ち寄ってみました。

2015最初のカブトムシ
「樹液をなめるカブトムシ」

相変わらず、ジュッ!という音をたてて樹液がほとばしる 「豊穣の樹液酒場」で、
ライトで照らすと、すでにカブトムシが来ていました。写真を撮るつもりではなかったので、
一眼レフを持っておらず、いつも持ち歩いているコンパクトカメラで撮影。
常連のシロスジアオヨトウや、オオシマカラスヨトウなどの蛾も集まってきています。

樹液に集まるガたち
「樹液に集まる蛾たち」

40本ほどのクヌギを擁する人工の林ですが、毎年のように安定して樹液を出す木は
この1本しかなく、この木が伐られてしまったら、この木に依存して生きている虫たちは、
いったいどうなってしまうのだろう・・・と、すごく心配になります。
隣には、運動公園が併設されており、このクヌギ林が提供する木陰は、
少年野球の子供たちや、その家族などがお弁当を広げる場所として使われています。
樹液を出す木はスズメバチが集まって危険、ということで、ぼくが取材していたその年に、
市によって樹液の出口を樹脂で塞がれてしまったことがありました。

もし、スズメバチが危ないから木を丸ごと伐り倒してしまえ、ということにでもなれば、
それに賛同する人も少なくないでしょう。 40本のうちのたった1本など、
「木陰の提供」という観点からは、大きな存在ではないのです。
町なかに残った樹液ポイントは、常にそういう危険にさらされています。

ケイタイにメールが来たので、見ると知人からのお知らせで、
ツイッターをやっていないぼくのために、文一総合出版のこんなツイートがあったよと
教えてくれました。

文一総合出版のツイート
「東京国際ブックフェアにて」

開催中の東京国際ブックフェアで、『虫とツーショット』が、
本日の売れ行き1位だったとのこと。
おお、やった! と飛び上がってしまいました。
「20%OFF」という標示が見えますが、
別に、ぼくの本だけ投げ売りされているわけじゃないですよ(笑)、
東京国際ブックフェアでは普通のことで、他の本も一緒です。
こういう本を出していただいた出版社に、売れなくて迷惑をかけたくないと思っていますが、
選んでくださるのはお客様なので、自分ではどうしようもありません。
怒られそうな成績ではなかったというだけでも、本当にありがたいことです。

以前、別の出版社から出した本では、「あまり売れていない」と聞かされた時、
責任を感じて、自分で書店に買いに行ったこともあるのですが、
『虫とツーショット』だけは買えませんねえ・・・。
表紙に自分の顔がいくつも並んでいる本を持って、レジに並ぶ度胸はありません(笑)。

よい知らせを受けて、一杯やりたくなりましたが、
この樹液酒場では、カブトムシがにらみを利かせているので早々に退散し、
缶ビールを買って帰りました。
写真展のオープニング・パーティーもない、初日としては地味な船出でしたが、
ささやかな景気づけになりました。

(明日6日(月)は、17:30~18:30頃まで、写真展の会場にいる予定です。)
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