前回の記事 「新刊・写真展・トークショーのお知らせ」 を、
たくさんの方に「シェア」していただき、ありがとうございました。
ぼくはFacebookをやっていないので、教えてもらった「シェア」というのが
どのような状態でWeb上にアップされているのか、自分では見ることができませんが・・・。

直接メールをくれた知人からは、
「新手の炎上商法ですか?」
「ジャケ買いとは無縁の本ですね!」
「魔除けに1冊買っておきます」
など、励ましの言葉? をいくつかいただいています(笑)。

さて、もう一方の新刊 『調べてみよう 名前のひみつ 昆虫図鑑』 の方も大詰めで、
金曜日に「カラー会議」というものに出席してきました。
印刷時の色を、どのように理想に近づけていくか、
印刷会社の技術者を編集部に招いて、作家・技術者・編集者が前もって認識を共有し合い、
それにより、なるべく1回でOKが出るようにして、校正の回数を減らす。
こうすることで、スケジュールの短縮や、またコスト減にも
大きな効果が期待できるわけですね。

『虫とツーショット』では、本番印刷の「刷り出し立会い」に行ってきましたが、
よい色を出すため、出版社はそれぞれが色々な工夫をしているものだなあ・・・と思います。
たった4色しかない印刷インクで、写真に写っている全ての色を再現するわけですから、
改めて考えれば、手品のようなものですね。

『調べてみよう 名前のひみつ 昆虫図鑑』 の表紙には、
蛾の写真がメインで使われることになりました。
「え、いいの?」 とぼくも驚きましたが、白バックの巨大な写真が、中央にドンと出ます。
一応、誰が見ても気味悪くはないと言ってもらえる写真を用意したつもりですが、
「蛾」というだけで偏見を持たれ、女性編集者が担当する本としては、
早々に表紙候補から脱落してもおかしくないのに、「表紙が蛾でも、全然オッケー」という、
編集のNさんの公平なスタンスは、実にさわやかで好感が持てます。
ぼくの周りには蛾屋さん(「ガヤ芸人」ではなく、蛾の愛好家という意味)が多いので、
蛾の地位向上に貢献した、と言って表彰状をいただけるかも?

オオアヤシャク成虫
「オオアヤシャクの成虫」

4月25日の記事で、
コブシの木の擬態名人・オオアヤシャクの幼虫をご紹介しましたが、
その後、別の場所で大きく育った幼虫を採集しており、
連れ帰ってすぐに蛹になっていたものが、5月11日に羽化しました。
「ドヤ顔」で擬態ポーズを決める幼虫の姿と比べれば、いかにも地味な姿ですね。

幼虫の写真も、もう一度アップしておきます(4月25日と同じ写真です)。
右は、擬態のモデルではないかと思われるコブシの写真。
こちらは今回初めてアップするものですが、花が散ったあとの雌しべだと思います。
本来は雌しべではなく、「新芽」に擬態しているのかもしれませんが、
これはこれでよく似ていますね。

オオアヤシャクとコブシ
「オオアヤシャクの幼虫とコブシの木」