10月4日の記事で、「自分はブログだけで精一杯、FBまでは無理」と書いたのですが、
海野和男さんが、ちょうどこの日からFBを始められたようで、「小諸日記」に、

「実際見てみると、正直、今の時流はfacebookなのだなと、つくづく思った。
世の中ブログではなくて、今やfacebookなんだと言うことがはじめて理解できた。
何事もやってみなければわからない。ぼくも今回の機会を逃せば、
今の世界から取り残された老人になるところだった。」

と書かれていたのを読み、あまりのタイミングに、のけぞってしまいました(笑)。
「おまえは取り残された老人だ!」 とお叱りを受けたような心境です。 がっくり・・・。
もっとも、8月の時点では、ぼくは物故者かと思われていたような男ですから、
「故人キャラ」から「老人キャラ」へ、というのは、
生きてる分だけ「昇格」した、と思わなければいけないのかもしれません(笑)。

さて、昆虫写真家の尾園暁さんのブログ「湘南むし日記」で、
オオトビサシガメの産卵の話題から、当ブログにリンクを張っていただきました。
「オオトビサシガメ/産卵」で検索すると、ぼくの写真が先頭に出てくるという
ことなのですが、その写真はブログ内にはなく、先日ご案内した時事通信社の取材記事
の中にあります。記事中には、産卵時期等についての記載はありませんでしたので、
当ブログで写真を添えて、情報公開させていただきますね。

オオトビサシガメの産卵
「オオトビサシガメの産卵」

撮影日は今年の「5月6日」で、東京都町田市での撮影です。
最近の写真かと思われ、越冬前にも産卵を行なうのかと誤解された方が
おられるようですが、産卵時期は、本種の知見としてすでに知られているとおり、
春でまちがいないと思います。
おもしろいのは、卵の「積み上げ方」で、こんなふうに産みます。
オオトビサシガメの卵塊
「オオトビサシガメの卵塊」

まさか、と目を疑うスタイルではないでしょうか。
図鑑などで、これを文章だけで表現するとしたら、
「卵は円筒形で、卵塊状になる」、という記述になるのでしょうが、
こんな形の卵塊になるとは、文章だけでは誰も想像できないでしょう。
円筒形の底の部分が葉に接するわけではないのです。
撮影しながら、この雑な積み方に呆れてしまい、
「おまえなあ・・・、ビールの空き瓶だって、そんなふうに積むやつはいないぞ」
と、思わずカメムシに突っ込みを入れてしまいました。

ぼくは友達があまりいないので、よく昆虫相手に、こうして突っ込みを入れたり、
一人でボケたり(突っ込んではもらえないので)して、楽しんでいるのですが、
雑木林で誰もいないと思って油断していると、ふと気づけば背後で見ている人がいて、
ものすごく恥ずかしい思いをすることが結構あります。
通報されないように気をつけなければ・・・。

オオトビサシガメは、日本国内のサシガメ(刺し亀)中の最大種で、
体長は27mmにも達します。ちなみに、2番目に大きいのが、
都市の公園などでもすっかりおなじみになった「ヨコヅナサシガメ」で、
こちらは、大きくても24mmまでです。
ヨコヅナサシガメ
「ヨコヅナサシガメ」

2番目なのに、どうして「横綱」なの? と思われるかもしれませんが、
「大きいからヨコヅナ」ではなく、腹部をぐるりと縁取るような白黒の模様帯が、
土俵入りの際に横綱が締める綱(=横綱)に見えることから命名されています。
同じカメムシの仲間でも、ツチカメムシのグループ最大種「ヨコヅナツチカメムシ」は、
真に大きいことからの命名ですから、ややこしいですね。

さて、FBもできない「取り残された老人」は、今日も裏の雑木林へ出かけ、
ヤブカ・レディースの、熱烈な「友達申請」でも受けてくることにします・・・。