機材紹介の2回目。今回は「レンズ」編です。
日帰りセット(レンズ)
「日帰りセット」

<D>
トキナーの魚眼ズーム10-17mm。
広角端(10mm側)にすると、180度の画角をもつ完全な対角線魚眼レンズとして機能します。
強烈なイメージ表現ができますが、どの焦点域でも地平線が歪んで写るなど、
描写にクセのあるレンズです(下記作例参照)。
魚眼作例:海と空とイシガケチョウ
「魚眼作例。海と空とイシガケチョウ」(既出の写真ですが・・・)

昆虫写真を本格的に始めると、対角線魚眼レンズを使った撮影表現に、
かならず一度はハマるものですが、どうしても海野和男さんのモノマネに終わってしまい、
その先のオリジナル表現に到達した人は、まだ誰もいないのではないか?と思います。

<E>
ニコンの10-24mm。
歪みのない広角接写をしたい場合、トキナーの魚眼ズームに代わって出番となります。
「昆虫の生息地の風景写真」にも使いますが、優秀なコンパクトデジカメが増えてきて、
最近は、風景撮影を「コンデジ」で済ませることも多くなりました。

<F>
ニコンの85mmマクロ。
メインのマクロレンズです。野外での昆虫撮影の90%以上はこのレンズを使います。
手ブレ補正機能を備えていますが、機能をONにしていると「かえってブレる」
ような印象があり、多くの場合、ぼくはこの機能をOFFにして使っています。
このように、「手ブレ補正機能が、挙動不審な動きをし、かえってブレを呼ぶ」
という話は、意外なほどよく耳にします。

<G>
タムロンの90mmマクロ。
オートフォーカスで狙いにくい虫は、こちらのマクロレンズを使います。
ピントリングの回転方向が、ニコンの純正レンズと逆ですが、
ぼくはニコンと逆回転のオリンパスのカメラで育ったので、
今でも、ニコンの純正レンズではマニュアルフォーカスが上手にできません。
ニコン純正レンズと回転方向が逆であることで、ぼくとしてはむしろ恩恵を受けています。
ちなみに、ペンタックスがニコンと同一方向で、キャノンとオリンパスは逆回転です。
ニコンが主力機となってから10年が経ちましたが、いまだに強い違和感があり。
ニコンの回転方向になじむことは、おそらく生涯ないだろうと思います。

<H>
タムロンの70-300mm。
D7000と組み合わせると450mm相当の画角になる、本格的な望遠レンズです。
接近を許さないトンボの撮影などに使います。
ニコン純正レンズとは比較にならないほど、優秀な手ブレ補正機能を備えています。
ただし、このレンズには、絞りの作動に問題をもつ個体があり(価格com.などを参照)、
カメラ屋の店頭で試写させてもらって、良好な個体を購入しています。
このレンズは2本持っていますが、使えるものを探し出すのに非常に苦労しました。
ぼくの経験では、「良好な個体の方がむしろ少ない」ので、注意が必要です。

交換レンズは、
ニコンとタムロンが各2本、トキナーが1本の、計5本ということになります。
今回は、小物類なども一緒にご紹介しましょう。

<I>
レインポンチョ(雨具)
背中の部分に、リュックサックのための空間が設けてあり、
カメラザックを背負ったまま着用できます(折りたたみ傘も一応持って行きます)。

<J>
アングルファインダー。
カメラの真上から、ファインダー像を見るためのアクセサリーです。
カメラにバリアングルモニターが搭載されていれば、不要となるアクセサリーですから、
早く中級機以上のモデルに、バリアングルモニターを搭載してほしいものです。

<K>
ミネラルウォーターのペットボトル。
フィールドへは、スポーツドリンクやお茶ではなく、水を持って行きます。
目を洗ったり、ドクガの毒刺毛を洗い流したり、また、採集した昆虫に水を与えるような
ケースでも、ミネラルウォーターは有効です。
飲料用としてだけでなく、「多目的に使える」ということでは、水に勝るものはありません。

ストロボについては、次回「日帰りセット(機材紹介/その3)」でお話したいと思います。