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 前回の記事で予告したとおり、ぼくの撮影機材について、ご紹介したいと思います。
カメラ→ レンズ→ ストロボの順に、おそらく、3回の連続記事になると思います。
新開さんのブログ(前回参照)で、ぼくがかついでいた「かつぎ棒」は、照明機材なので、
ストロボの紹介記事(次々回予定)の中で、使用例をご覧いただきたいと思っています。

まず、機材を収納するカメラバッグですが、肩かけ式はなく、全て背負い式のもので、
「日帰りセット」、「お泊りセット」とぼくが呼んでいる、大・小2種類を使い分けています
(それぞれにスペアがあるので、実際には4つ持っています)。
名前のとおり、日帰り取材や、1泊程度の短期取材に持って出るのが「日帰りセット」、
山に1週間こもるなど、ある程度の長期取材に持ち出すのが「お泊りセット」です。
「お泊りセット」と言っても、基本的には機材のスペアが追加になるだけで、
故障などのアクシデントがなければ、「日帰りセット」で十分に仕事ができます。

というわけで、「日帰りセット」の中身について、第1回は、カメラボディから。
日帰りセット
「日帰りセット」

<A-1、A-2>
ニコンD7000ボディが2台。
故障やトラブルの多い機種ですが、現在の主力機はこの一眼レフカメラです。
値段がこなれてきた3年ほど前に、6万円台で購入しました。今ではすでに絶版の機種です。
一緒に出かけた編集者のほうが高いカメラを持っていたりして、
気まずいことがあります(笑)。 もっとも、高価なカメラは「性能が良い」というだけで、
多くの場合「機能は不足」しており、
ぼくの仕事には使えない、というケースが少なくありません。
たとえば、ストロボが内蔵されていないカメラは、ぼくにとっては0点です。
1つでも欠けていると、そのカメラは0点、という「地雷項目」が3つあり、
以下の項目は、3つとも全部そろっていて、初めて購入の検討対象になります。
  (1)ストロボが内蔵されていること。
  (2)ストロボの同調速度が250分の1秒か、それより高速側であること。
  (3)ボディの背が低いこと。

10万円以下の一眼レフにもたいてい備わっている、ごく当たり前の機能ばかりだと思います。
ところが、ニコンの最高機種D4S(55万円)は、ひと目で(1)も(3)も備えていないのが
わかり、たった1秒で「スペック不足」と判断して、検討が終了してしまいます。
高ければよいというものではありません。
昆虫撮影において、ボディの背が低いことは重要な「スペック」であり、
1ミリ低くするごとに、価格が1万円ずつ上昇してもよいと思うほど、譲れない項目です。

地表面で暮らす昆虫の撮影では、「海抜ゼロメートル」の世界が描けなければいけません。
ゼロメートルどころか、「海抜ゼロセンチメートルの世界」も珍しくありません。
地面にいる、体高1センチのマダラバッタを、ごく普通に真横から撮るとします。
この時、レンズマウントの下部が5センチも下方に出っ張っているD4Sでは、
人間のポートレートを、数メートルもの高さから撮らなければいけないという、
とんでもないカメラアングルの制約を受けるのと同じことが起きます。
昆虫撮影において、カメラボディの背が低いことは、それだけで「スペック」なのです。

内蔵ストロボが必須アイテムで、なぜ外付のストロボではいけないか? については、
ストロボの使用方法をご紹介する回に、お話ししたいと思います。
ぼくの撮影は、ストロボの使用頻度が非常に高く、このブログにアップした昆虫写真で、
ストロボ不使用のものは、今までにたった1点のみです。
フィルム時代は99%がストロボ撮影で、デジタルになってから比率が減ったとはいえ、
それでも90%以上はストロボを使っていると思います。

<B>
カメラバッグの外にぶら下げているこのポーチには、オリンパスSTYLUS TG-3という、
完全防水のコンパクトカメラが入っています。「水没もOK」なので、こうして外に
ぶら下げておいても、雨や水しぶきが気になりません。「仰天機能」をいくつも搭載した
意欲的な多機能カメラですが、なぜか「広角端で接写ができない」という、
コンパクトカメラとしては致命的な欠点を持っており、「第2サブカメラ」の位置づけです。
広角端での接写というのは、「最低限、まずそれだけはできなければいけないだろう」、
という機能ではないかと思うのですが・・・。

<C>
このほか、カメラマンベストのポケット内に、カシオEX-ZR1000という
コンパクトカメラを入れています(挿入写真)。これが、「第1サブカメラ」です。
バリアングルモニターを搭載しているため、カメラアングルの自由度が高く、
また、「パスト連写」という、「時を遡って過去のできごとが撮れる」機能を備えており、
たとえばテントウムシが枝先から飛び立った瞬間にシャッターを押せば、
飛び立つ直前からの写真が連続でちゃんと撮れている、という夢のような機能です。
現在、昆虫撮影に向くコンパクトカメラとしては、カシオが最も優れていると思います。

この4台のカメラを持って、ぼくは近所の公園から、時には海外まで出かけています。
レンズとストロボについては、稿を改め、次回以降にお話ししたいと思います。
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