ブログの更新がひどく滞っており、すみません。
もう、1ヶ月近くも前のことになってしまいましたが、
九州の昆虫写真家・新開 孝さんの上京スケジュールに合わせ、
11月27日に、気心の知れたメンバーで晩秋の雑木林を歩いてきました。

この3日前には、東京で54年ぶりに11月の降雪が観測されたばかりです。
埼玉県内でも一時、ノーマルタイヤの車では危険を感じるほどの
まとまった雪となりましたが、もうほとんど溶けており、
地面がぬかるんですべりやすくなってはいるものの、それほど歩きにくさは感じません。

ジャコウアゲハの越冬蛹
「ジャコウアゲハの越冬蛹」

車から降りると、目の前にジャコウアゲハの蛹が。
枝に固定するための帯糸がずいぶん太いなあ・・・と改めて感じます。
羽化までこの状態で半年ほど過ごすわけですから、まさに命綱と言ってよいでしょう。

ガマズミの実
「ガマズミの実」

林内はすっかり秋の装いで、飛んでいる姿を見かけるのは、フユシャクとユキムシだけ。
ガマズミが鮮やかに森を彩っています。

ノウサギ(左)とタヌキのフン
「ノウサギ(左)とタヌキのフン」

哺乳類にくわしいメンバーが、ノウサギとタヌキのフンを見つけました。
ノウサギのフンには虫が1匹も来ていなかったけれど、タヌキのフンには
ベッコウバエが来ています。

ベッコウバエのペア
「ベッコウバエのペア」

驚いたことに、明らかな配偶行動を取っていました。
夏の間、ときどきクヌギなどの樹液で見かける虫ですが、周年経過がよくわからず、
晩秋のこんな寒い時期が、彼らの恋の季節なのでしょうか。
合計3匹の姿を見かけましたが、冷えた空気の中を敏捷に飛び回っていました。

朽ちた丸太を起こしてみれば、数匹のアカシマサシガメが身を寄せ合っており、
針葉樹の樹皮下からは、オオトビサシガメが見つかります。
朽ち木内から見つかったナガニジゴミムシダマシのなかまと
ユキムシを白バック写真のモデル用に追加採集して、雑木林をあとにしました。

ナガニジゴムシダマシは非常によく似た種が4種おり、
ユキムシと合わせて種名を調べ中です。
(写真は、左上から時計回りに、オオトビサシガメ、アカシマサシガメ、
ユキムシのなかま、ナガニジゴミムシダマシのなかま。)

晩秋の雑木林で見つけた虫たち
「晩秋の雑木林で見つけた虫たち」

最後に、みんなで記念写真。
このあと、熱々の食事で温まりながら、しばし話がはずみました。

みんなで記念写真
「みんなで記念写真」