「ポケモンGO」ネタでブログ記事を1本書こうかと思っているうちに、
ブームのピークもそろそろ過ぎてしまった、という感じでしょうか?
世の中の流行りすたりには疎いオッサンなので、そのへん、どうもよくわかりません。

さて、少し前に、「ポケモンGO」への批判発言をしたやくみつるさんが炎上されて
いましたが、世の中に問題提起をしたいと思ったら、炎上させてしまうのが一番で、
ほどほどの炎上は、ご本人としては「目論見どおり」といったところでしょうか。

批判発言の内容は、

「こんなことに興じている人を侮蔑する。現実は面白いことに満ちあふれているわけで、
たとえば道端の植え込みにも虫はいるし、しかしそこで現実にはいないキャラクターを
探している。親はもっと楽しいものを子供に提供する義務があるのでは?」

つづめて言えば、こんなようなことであったと思います。

ぼくも虫屋ですから、同じ虫屋であるやくさんの意見は非常によくわかります。
「ポケモンGO」をプレイ中の知人のスマホ画面を覗かせてもらいましたが、
あまりにもなじみ深い既視感に、つい口を出さずにはおれず、

 「俺、こんなの何十年も前から雑木林でやってるよ」
 「ルリモンGO!(=ルリモンハナバチ)とか、
  トビモンGO!(=トビモンオオエダシャク)なんてね!(笑)」
 「ベニモンカラスシジミとかは、やっぱ、レアなキャラクターだよな~!」

などと絡んでいたら、
「うるさいわ、ボケ! 馬鹿もんGO!」 と追い払われてしまいました(笑)。
やくさんのような有名人ではないので、
ぼくの炎上(?)は毎度この規模のつつましいものです。

ぼくとしては、実体のある3次元のキャラクターを探す楽しさをすでに知っているので、
2次元のキャラクターごときで満足している知人に妙な優越感を感じてしまい、

 「そんな、あてがいぶちの架空のキャラクターに頼らなくても、
  こっちは、リアルポケモン探しで、毎日楽しんでるもんね~!」

ということを言いたかったわけですが、虫屋であるやくさんがおっしゃったのも、
そういう日常の体験がベースにあってのことでしょう。

で、前フリが長くなって恐縮ですが、ポケモンGOスポットになっているという
都心の公園へ、「セミ」という、リアルポケモンの取材に行ってきました。

バーチャル昆虫採集ゲーム(?)に興じる人々
「バーチャル昆虫採集ゲーム(?)に興じる人々」

アブラゼミやコシアキトンボには目もくれず、スマホ画面を見ている人たち。
確かに、虫屋から見れば、この光景は相当に奇妙なものに思えます。
近くの梢を見上げれば、こういう季節感あふれるリアルなキャラクターが
ちゃんといるわけですが。

リアルポケモン(アブラゼミ)
「リアルポケモン(アブラゼミ)」

サクラの樹皮には、こんなキャラクターが。
これは、ポケモンとは無関係?

なんのキャラクター?
「なんのキャラクター?」

今回は、「ミンミンゼミのぬけがら探し」というのが目的のひとつでしたが、
100個中、1個以下の割合でしか見つからず、ほとんどがアブラゼミのものでした。
成虫の個体数は、おそらく8対2ぐらいの割合で、ミンミンゼミも2割ぐらいは
いそうな感じですから、このぬけがらの少なさは、ちょっと不思議です。
しかも、よい状態のぬけがらがなく、目的を十分達することはできませんでした。
ここでは、たとえば羽化のピークがアブラゼミよりミンミンゼミの方がずっと早く、
そのために、残っているぬけがらも状態が悪く、多くは風に吹き飛ばされてしまった
ということかもしれません。

おびただしい数のぬけがら
「おびただしい数のぬけがら」

おびただしい数のぬけがら。
アブラゼミとミンミンゼミのぬけがらの識別には、虫メガネが必要なので、
炎天下に200個以上のぬけがらをひとつひとつ見ていくのは、
なかなかしんどいものがありました。

で、ふと植え込みに視線を落とせば、やっぱり、こんなにも面白い光景が!

アブラゼミのぬけがらが14個
「アブラゼミのぬけがらが14個」

ストロボをピカピカ光らせながら撮影したので、みんな興味津々で近づいてくるかな?
と思いましたが、スマホ画面から目を離す人は誰もおらず・・・(笑)。
それぞれのポケモンを、それぞれが自由に楽しめばよいわけですが、
こっちの方が、ぼくはだんぜん面白いと思うけどなあ・・・。