8月21日(日)に、「たまがわ・みらいパーク」で「昆虫写真の撮り方講座」を
行いました。 「みんなでつくろう! 立川いきものデータベース 第1弾 昆虫編」
という企画が近日中に始まりますので、それに備え、東京都立川市からのご依頼で
「昆虫の探し方、近づき方、撮影のコツ」などをお話しさせていただきました。

「立川いきものデータベース」サイトの、プレオープン版がこちらで見られます。
https://ikimono-tachi.jp/
近日中に本格稼働の予定で、写真の投稿資格は、立川市民でなくてもよいそうです。

講座は、
(1)スクリーンに投影した作例写真をご覧いただきながらの座学
(2)室内での撮影指導
(3)野外での実習
と3つのステップで行いました。

座学の時間(Kさん撮影。以下同)
「座学の時間(Kさん撮影。以下同)」

黄色の矢印がぼくです。
小学生からシニア層まで、幅広い年齢のお客さんにお越しいただいたため、
もしかしたら、お子さんには少しむずかしいお話もあったかもしれません。

室内での撮影指導(参加者の方にはモザイクをかけてあります)
「室内での撮影指導(参加者の方にはモザイクをかけてあります)」

「ムシムシ探検隊・立川」の加藤さんと千葉さんにご協力をいただき、
カブトムシ、ノコギリクワガタ、ゴマダラカミキリ、ナナフシなど、
前もって採集していただいた昆虫をモデルに、まずは室内でのウォーミング・アップ。
逃げられるかもしれない・・・という不安がないと、
思う存分、さまざまな撮り方を試してみることができます。

参加者のみなさんのカメラは、一眼レフあり、ミラーレス一眼あり、コンデジあり、
そして、スマホやタブレットまであって、フィルムカメラで育ったぼくとしては、
新しい時代を感じます。タブレットなどは、撮影後の表示画面がパソコン並みに大きく、
目の前にいる実物の昆虫よりも、表示サイズの方がはるかに大きいわけですから、
迫力満点です。

野外での実習(参加者の方にはモザイクをかけてあります)
「野外での実習(参加者の方にはモザイクをかけてあります)」

抜けるような青空のもとでの野外実習。
前日までの雨の予報が嘘のようです。
野外では、虫を見つけること、逃げられないように近づくこと、
これら「撮影以前」の段階が意外にむずかしいものだということも、
実際に体験してみないとわかりません。
多摩川の河川敷は明るく、この日はそれほど風も強くなかったため、
撮影には絶好の条件でしたが、ひとたび雑木林に入れば
撮影に十分な明るさがなかったり、あるいは、ヤブカの猛攻撃を受けたり、
そのうえ強い風でも吹くと、撮影の難易度はぐんと高まります。

昆虫撮影では、前かがみになることが多いため、暑い季節には
額から流れ落ちる汗で、メガネのレンズがびしょびしょにもなることもあります。
そうなると、肉眼で昆虫をしっかりとらえることさえむずかしくなるため、
メガネ使用者はヘアバンドなどで、流れ落ちる汗をせきとめた方がよいということも、
座学の時間にお話ししました。

講座に参加されたみなさんは、その後、傑作が撮れたでしょうか?
「立川いきものデータベース」への、すばらしい投稿をお待ちしています。
 兵庫県伊丹市にある「伊丹市昆虫館」で、
「企画展『だっぴ』・・・ひと皮むけましてん」が、あす27日(水)より始まります。

「企画展『だっぴ』・・・ひと皮むけましてん」のポスター
「企画展『だっぴ』・・・ひと皮むけましてん」のポスター

企画タイトルが、いかにも関西っぽいですね(笑)。
4月18日(月)まで、という長期開催で、ぼくの写真もたくさん使って
いただいておりますので、お近くの方はぜひご覧いただければ幸いです。
伊丹市昆虫館のサイトはこちら→ http://www.itakon.com/

顔ハメ看板
「顔ハメ看板」

観光地でよく見かけるような、顔ハメ看板。
企画展の間、館内に設置されるそうです。こちらも、ぼくの写真で作っていただきました。
「虫とツーショット」ではなく、「虫になってツーショット」ですね。
お子さんと一緒に、記念写真をどうぞ。

さて、前回の記事に書いた「プラタナスグンバイ」ですが、
やはり、あの木の樹皮下で集団越冬していることがわかりました。
といっても、ムクドリが本当に彼らを食べていたかどうかは、推測の域を出ませんが・・・。
3ミリ強ほどの小さな虫で、わずかな隙間にも身を潜めることができ、
浮いた樹皮をほんの少しめくるだけの、非常にせまい範囲でも発見できます。

樹皮下で越冬中のプラタナスグンバイ
「樹皮下で越冬中のプラタナスグンバイ」

「外来種」で、しかも「街路樹の害虫」というダーティーなプロフィールですが、
非常に美しい虫だと思います。
この場所はプラタナスの並木になっており、ほかの木でも探してみたのですが、
なぜか1匹も見つからず。この1本の木だけに集中しています。

環境条件がまったく同じに見えても、実際に虫に選ばれるのは、そのうちの1つだけ、
という現象は実は珍しいものではなく、たとえば同じような条件の沼が多数ある場所で、
たった1つの沼だけにゲンゴロウが集中している、といったケースはよくあることです。
われわれ人間にはわからないレベルの「微差」が、重要な選択指標となっているのか、
あるいは、フェロモンのようなものを出して「集合をかけている」のか。
それこそ虫になって訊いてみたいものです。
 7月28日にトークライブ、そして31日に写真展がぶじ終了しました。
たくさんの方にお越しいただき、感謝の思いでいっぱいです。
ありがとうございました。

終了後は、そのまま大阪へ行き、しばらく虫仲間と過ごして帰ってきました。
一応、本の企画の相談で・・・という名目ですが、
過ごした時間の93%ぐらいはレクリエーション。 まあ、これも想定の範囲内です。

トークライブ(ジュンク堂書店 池袋本店にて)
「トークライブ(ジュンク堂書店 池袋本店にて)」

上の写真は、28日のトークライブで、
ストロボディフューザー「影とり」の使用例を説明しているところ。
ぼくは、スタジオで多灯照明を行うときも、手前から入れる正面光は、
カメラの内蔵ストロボを使い、「影とり」を併用することが多いです。
至ってシンプルな照明ですが、正面光は多くの場合、
「レフ板」程度に効けばよいので、これで十分。
左は、トークのお相手の鈴木海花さんです。

スチール撮影
「スチール撮影」

こちらは、終了後に紹介用のスチール写真を撮ってもらっているところ。
いずれ動画配信されるらしく、その際の告知に使う・・・と聞いたような気がします(笑)。

サイン会
「サイン会」

お客さんが一人も並ばなかったらどうしよう・・・と思ったサイン会も盛況のうちに終り、
ぼくにとっては激動の7月が過ぎていきました。

地鶏と自撮り
「地鶏と自撮り」

写真展撤収後は、お手伝いに来てくださった方たちと、地鶏で打ち上げ。
ここはもちろん、「自撮り作家が、地鶏と自撮り」 という
小ネタを欠かすわけにはいきません(笑)。

明日は、「虫とツーショット」はどのようにして撮られているか、
ライターさんに、ぼくの1日を密着取材していただきます(近日中に告知します)。
2015.07.26  残りわずか
 写真展の会期も、残すところ1週間を切りました(31日まで)。
とは言え、多くの写真展の会期は6日間(ギャラリーが定休日になる曜日に入れ替えを行って、
次の定休日までの6日間)ですから、普通であれば、今日が初日みたいなものです。
1ヶ月間もの長きにわたって、写真展の開催をお許しいただいたジュンク堂さんに感謝です。

在廊(会場にいる)日程を、随時、ブログでお知らせするつもりでおりましたが、
当日にならないとわからないというケースばかりで、全く予定が立ちませんでした。
申しわけありません。とりあえず、28日(火)にはトークイベントがありますので、
16時以降は、写真展会場となっているジュンク堂書店池袋本店の7階に、
出たり入ったりしていると思います(トークイベントは4階)。

なお、トークイベントは、すでにご予約で満員となっております。
お申し込み、ありがとうございました。

インフォメーション・ボード
「店頭の INFORMAION」

それ以外の在廊日程は、
29日(水)17:30~18:30頃
31日(金)14:30~16:00(最終日なので、16:00から撤収に入ります)
を予定しています。

こちらもブログでお知らせしてあった世田谷区の講演会は、22日(水)に終了しました。
写真家に学ぶ「虫のふしぎ」「動物のふしぎ」という2週連続の企画で、
ぼくは、「ふしぎな虫の世界」と題して、目玉模様の話や、虫はなぜ光に集まるのか、
また、虫はどうして体が小さいのか、など、多くの写真を使って90分間のお話をしました。
18日(土)に行われた、ナショナル・モスウイークのキックオフイベントで、
たくさんの写真を使った神保宇嗣さんの講演がとても面白く、
90分間で何点の写真を使用されるかカウントしていたところ、180点超というもので、
それでも、写真送りが早すぎて困るという感じは全然しなかったので、
ぼくも真似をして、多くの写真を用意したところ、208点にもなってしまいました。

世田谷区講演会
「講演会で使ったライトトラップの写真と、会場からの質問にお答えしているところ」

7月も終盤となり、ぼくの行きつけの樹液酒場(近所のクヌギの木)も、
夏の虫たちでにぎわっています。
23日(木)には、1本の木で10匹以上のノコギリクワガタを見ました。
その少し前には、同じ樹液でベニスズメを採集し、奇跡的に無傷で持ち帰れたので、
満足のいく白バック写真を撮影することができました。
これは非常に幸運な例で、普通ならば、まず翅がボロボロになってしまうでしょう。
エゾスズメの写真を使おうと思っていた企画があるのですが、
これで、美しいベニスズメに差し替えることができそうです。

ベニスズメ(白バック)
「ベニスズメ(白バック)」
 本日7月1日より、ジュンク堂書店 池袋本店にて写真展が始まりました。
多くの方のご来場をお待ちしております。

ジュンク堂ポスターWeb用
「写真展&トークイベントのポスター」
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=8947

きのうは、2時半よりバックヤードで下準備を始め、
壁面飾りつけが終ったのが7時半過ぎ。
お手伝いのみなさん、ありがとうございました。
長身のIさんが来てくださって、大助かりでした。

高所設営作業中のIさん
「高所設営作業中のIさん」

会場が書店ですから、写真専用のギャラリーとちがって、
作家の正式な「在廊」をアナウンスできませんが、 3~4日に1回ぐらいは、
夕方の5時半頃から1時間ほど、7階のフロアをうろうろしていると思いますので、
見かけたらお声をかけてください。
はっきり、「この日は行きます」と言える場合は、このブログでお知らせいたします。

で、今日、壁面への固定の甘いものがあるのを発見したので、固定資材追加のため、
明日2日は、5時半~6時頃に行きます。その次は、おそらく来週になると思います。

(※ 前回ご案内した世田谷区の講演会は、お申込み期間が短く、7日までだそうです。)