2020.05.26  木蠹蛾
 「木蠹蛾」はボクトウガと読みます。沖縄以外の国内に広く分布する蛾の名前です。
ヨトウガが「夜盗蛾」(「夜」に地上に現れて野菜等を「盗」み食いする幼虫期を持つ「蛾」)
であることから、ぼくはボクトウガは「木盗蛾」かと思っていたのですが、
「蠹」という文字は、「木の内部にいて木を食べる虫」という意味だそうで、
本種の生態を、より客観的かつ忠実に描写した名前であったことになります。

ボクトウガの幼虫。夜間には木の外に出てきて樹皮を這いまわることがある。
「ボクトウガの幼虫。夜間には木の外に出てきて樹皮を這いまわることがある。」

 ボクトウガの幼虫は、非常に不思議な生活をするイモムシで、
木に穿孔して内部を食うだけでなく、形成層を傷つけることで樹液を滲出させ、
その樹液を求めて集まってくる小さな虫をとらえて食べます。
普通なら、樹皮に多少の傷がついたとしても、木も生きものですから、
その傷口はやがて回復し、樹液が止まるものですが、
ボクトウガの幼虫が穿孔している木は、木の修復力を上回るスピードで
彼らによって傷口が常時攪乱されることになり、
いつまでも血が止まらない傷のように、樹皮から樹液を流し続けます。
カブトムシやクワガタムシにとっては、夏休みの間じゅう樹液を安定供給してくれる
恩人のような虫ということになりますね。

樹皮に産卵するボクトウガ
「樹皮に産卵するボクトウガ」

 そんなボクトウガの幼虫を、昨年から3匹飼育していました。
飼育ケースには、クワガタムシ用のマットを敷きつめ、朽ち木をいくつか埋めておきました。
バナナと金魚の死骸(タガメに食べさせたあとの残骸)を与えていましたが、
バナナは明らかに食べているようで、よく果肉に頭を突っ込んでいましたし、
甘い果実を食べるということは、おそらく形成層をかじって樹液を滲出させるのは、
自分自身の直接的なエサでもあるからなのでしょう。
金魚の死骸も、マットの上に置いておくと、やがて消えていましたから、
幼虫がマットの中に引き込んで食べていたのだと思います。

 5月になって、バナナを食べている様子がまったく見られなくなったので、
そろそろ蛹になっているかと5月16日に飼育ケースを掘ってみましたが、
1匹も姿が見えません。埋め込んであった朽ち木も細かく割ってみましたが、
バラバラに解体しても、やはり見つかりません。
死んで腐り、跡形もなく消えてしまったのかと諦めて、
解体した朽ち木を指でつまんでゴミ箱にポンポン放り込んでいたところ、
一片のかけらが妙にぐにゃりと柔らかく、違和感を感じてゴミ箱から戻してみました。
指であちこち押してみると、明らかに一方の面だけが、スポンジを押しているような
柔らかさです。一見しただけでは、朽ち木表面のようにしか見えないこの部分に
何かあると直感し、爪をかけて引き裂いてみました。
中には、すっかり色が変わり、体が縮んだ幼虫が潜んでおり、
前蛹(ぜんよう)と呼ばれる蛹化直前の段階であることがひと目でわかりました。
幼虫は木の中に空洞を作り、おそらく羽化後には脱出口となる壁面の一部を
吐いた糸でふさぎ、表面におがくずを絡めて巧妙にカムフラージュしていたのです。
蛹室内の前蛹(ぜんよう)は、その晩のうちに蛹(右)になった。
「蛹室内の前蛹(ぜんよう)は、その晩のうちに蛹(右)になった。」

 「朽ち木割り」というのは、昆虫採集の古典的メソッドのひとつで、長年にわたって
虫とつき合っていると、「虫のいる場所がちょうど露出する形で割れてくれるもの」、
という先入観を持つようになります。虫の潜む空間は、木の中の空洞となり、
強い力が加わると、組織の詰まっていない空洞に沿って割れやすい、ということですね。
ナタなどの工具を使わず、手で引き裂く場合はさらに顕著で、えいやっ!と引き裂くと、
クワガタムシの蛹室などが一発で出てくることは珍しくありません。

 そんなわけで、バラバラにした朽ち木のかけらは、その大きさ的にも
こんなかけらの中にボクトウガがいるはずがない、と判断して捨てたわけですが、
糸で補強してあることで、「空洞が露出する形で割れやすい」という経験則の
真逆をいくのがボクトウガの蛹室だったことになります。

 ふと思いついて、幼虫が食べないまま、真っ黒に腐ってその後ひからびていたバナナも、
ゴミ箱から回収して、解体してみました。ほんの4センチほどの、皮つきバナナの
かけらです。指を入れると、中はまだ湿ってぐちゃぐちゃの触感でしたが、
その中に、指を押し返してくる弾力のある空間がありました。
バナナを引き裂くと、こちらはすでに蛹になっていたボクトウガが、コロンと現れました。
ボクトウガの前蛹(ぜんよう)と蛹を並べてみた。
「ボクトウガの前蛹(ぜんよう)と蛹を並べてみた。」

 これまでにも何度かボクトウガの幼虫を飼育したことがありますが、
いつも途中で行方不明になってしまう理由がこれでようやくわかりました。
今回も3匹飼育していた幼虫の1匹は最後まで見つかりませんでしたが、
おそらくはエサとして与えていたバナナを利用して蛹室を作り、バナナが腐った後、
ぼくがそれに気づかずに捨ててしまっていた、ということなのでしょう。
彼らにとっては、飼育ケース内という特殊な環境下で蛹室形成時に選択しやすい
ごく当たり前の方法論なのでしょうが、飼う側は非常に驚かされる結果となりました。

 図鑑などを見ると、本種の越冬態が不明であると書かれているものがありますが、
今回の飼育で、越冬時にも糸を使った部屋を飼育ケースの底に作ることを確認しています。
ぼくは最初、これが蛹室だと思い、幼虫越冬ではなく蛹越冬するのかと思いましたが、
単なる越冬シェルターに過ぎず、春になれば一度そこから出てくるということですね。
もちろん、たったこれだけの観察事例で、これが一般的な越冬態であるかどうかを
断言することはできず、十分な追試をしてみないと何とも言えないとは思います。
 気がつけば、前回の記事から1ヶ月半も経ってしまいました。申しわけありません。
現在、新しい本の制作中で、家にこもって原稿書きに集中していました。
世は緊急事態宣言のさなかですが、ちょうど当初の緊急事態宣言明けの5月7日が
原稿の締切だったので、いずれにしてもぼくは外出自粛期間だったと言えます。
まだ先は長いですが、ひとまず脱稿できてホッとしています。

 この1ヶ月半は、ほとんど家にいたので外では写真を撮っていませんが、
わが家で羽化したエゾヨツメの白バック写真を撮っていますので、
それをアップしたいと思います。

 エゾヨツメは、後ろばねに一対の青く見える眼状紋を持っていますが、
白バック上でそれを青く光らせるのは難しく、最初はカメラのアングルを
どのように変えても、こんな感じで黒く写っていました。
エゾヨツメ(眼状紋光らない)
「黒く写ったエゾヨツメの眼状紋」

白バック撮影は通常、濃い影が出ないように柔らかな面光源で照明するものです。
しかし、この眼状紋を光らせるには、指向性のある光を撃たなければダメかなと思い、
あと1枚撮って同じなら、それまでバウンスボードにぶつけていた
モノブロックストロボの角度を直射に切り替えようと思っていたら、
エゾヨツメがたまたま羽ばたき、その時のはねの角度で、眼状紋が青く写りました。
エゾヨツメ(眼状紋光る)
「青く写ったエゾヨツメの眼状紋」

真上からの照明で撮る場合、水平を通り越して、はねがやや打ち下ろされる状態に
なった時に眼状紋が光るのだな、とわかりました。眼状紋が妖しく輝く確度は、
かなり限定されているということになりますね。ほかのヤママユガ科の蛾とは異なり、
エゾヨツメははねを閉じた状態で止まることも多く、「開翅したあと、羽ばたく」
という2ステップを踏まなければ眼状紋を際立たせることができないなら、
これで果たして天敵への威嚇が間に合うのか? 青く光る眼状紋を見せる前に
食われちまうのでは? と、モヤモヤの残る結果となりました(2枚の写真は、はねの色も
形も異なって見えますが、全く同一個体で、撮影時刻は6分しか違っていません)。
蛾は、大きく羽ばたく前にはウォーミングアップを必要とする種が多く、
まして気温の低い早春に出現するエゾヨツメは、開翅後にすぐ羽ばたくのも難しそうです。

 ところで、話は変わりますが、北米大陸にわが国のオオスズメバチが
外来種として侵入した、というニュースを5月に入ってからあちこちで見ました。
ネットニュースに関しては、ぼくが見た範囲では
添えられている写真全てがオオスズメバチでなく、別種の写真ばかりで、
全部が誤りというのは、ちょっとすごいなと呆れてしまいました。
出典としてストックフォトエージェンシーのクレジットが入っているものもありましたが、
信用できない会社がいかに多いかがわかります。
昆虫の写真に関しては、「アマナイメージズ」で借りておけば、
まずまちがいないと思います。
 読売KODOMO新聞で、自然写真家3人による連載が始まりました。
動物写真家の前川貴行さん、水中写真家の中村卓哉さん、そして昆虫写真家のぼくで、
交替で紙面を飾ります。文章は、記者さんが「聞き書き」という形で、写真家が話した
内容を要約して記事にします。毎週木曜日発行(連載は毎月第3木曜日の号に掲載)で、
購読料は月額550円(税込)ですので、小学生のお子さんがいらっしゃるご家庭では、
ぜひご検討いただければと思います。https://434381.yomiuri.co.jp/kodomo/
ぼくの初回は、2月20日号となります。

 さて、前々回の記事で、虫たちの不思議な行動や、思いがけない場面について
書きましたが、意外性ということでは、今回のできごとも相当なものです。

少し前になりますが、1月下旬という厳冬期に、どうやらベランダの
コクチナシの鉢植えで、オオスカシバ(スズメガ)の幼虫が育っていたようなのです。
コクチナシというのは、クチナシを矮小化した園芸品種ですが、
鉢植えのままコンパクトに維持できるので、
狭いベランダで一定の大きさを超えないように管理するのに向いています。
夏にはオオスカシバが産卵し、幼虫の姿が見えることがありますが、
冬になっても常緑の葉の傷がだんだんと広がっていくように見えて、
おかしいな? と思っていました。

コクチナシの鉢植えは、冬はそれほど水分を必要としませんが、
月に一度はじょうろで水をかけます。1月23日にじょうろで水をかけたところ、
ベランダのコンクリの上に、コクチナシの枝から何かがぽとっと落ちました。
拾い上げてみると、かなり新鮮な、死んだばかりと思われるオオスカシバの幼虫でした。
クチナシの枝から落ちたオオスカシバ幼虫の死骸
「クチナシの枝から落ちたオオスカシバ幼虫の死骸」

育ち具合は、おそらく4齢といったところでしょう。
孵化から3度の脱皮を経て、ここまで成長してきたことになります。
死んでからおそらく1、2日程度と思われる新鮮さでした。
5齢が終齢で、その後はさなぎとなりますから、晩秋に卵が孵ってから、
低温下で少しずつここまで成長し、ついに力尽きたということでしょうか。
もう少し早く気づいていれば…と悔やまれます。

敷石の下で越冬していたオオスカシバのさなぎ
「敷石の下で越冬していたオオスカシバのさなぎ」

オオスカシバの越冬態はさなぎであり、幼虫での越冬例は全く知りません。
クチナシは各地で庭や公園によく植えられているものですが、
自然状態での自生地は東海地方より南で、この南方系の植物を食樹とするオオスカシバも、
やはり南方系の種です(分布の北限は北関東)。
決して寒さに強いはずはないのに、吹きっさらしのベランダで
幼虫が1月まで成長を続けていたというのは驚きでした。

オオスカシバは、蛾のなかではベスト3に入るほど好きな昆虫で、
羽化の際に、本種ならではのドラマチックな展開がある虫です。
蛾として、当たり前のように鱗粉をまとった状態で羽化してくるのに、
ファーストフライトの最初のはばたきで全ての鱗粉を宙に飛ばしてしまい、
その後は、ハチのように透明なはねで活動します。

羽化直後で、まだ鱗粉をまとっているオオスカシバ
「羽化直後で、まだ鱗粉をまとっているオオスカシバ」

通常、チョウや蛾のはねの鱗粉は、はねにただ「載っている」のではなく、
ソケットと呼ばれるくぼみから「生えている」という表現をするのが妥当ですが、
オオスカシバのはねには、このソケットがないのか、あるいは、不完全なのか、
そのへんはよくわかりませんが、アップで見ると、鱗粉の形はチョウ目の昆虫として
ごく普通の花びら形をしており、瓦屋根のようにそれが重なり合っているのも
一般的な構造です。

オオスカシバの鱗粉
「オオスカシバの鱗粉」

土の中で蛹から脱出し、地上に這い出て手近な木の枝ではねを伸ばした後、
最初のはばたきで鱗粉を盛大にまき散らして離陸する。
この一連のシーンは全て撮影に成功していますが、全部まとめて発表できる機会がなく、
鱗粉を散らす決定的瞬間だけが、過去にナショナルジオグラフィック誌(日本版)や
小学館の図鑑(NEO昆虫)などで使われたにすぎません。
ぼく自身の本では、やはり全く同じカットですが、
『ポケット版 身近な昆虫さんぽ手帖』(世界文化社)や、
表紙そのものがオオスカシバという『調べてみよう 名前のひみつ 昆虫図鑑』(汐文社)
で、鱗粉が飛び散る瞬間の写真をご覧いただけます。

『調べてみよう 名前のひみつ 昆虫図鑑』(汐文社)
『調べてみよう 名前のひみつ 昆虫図鑑』(汐文社)

オオスカシバは関東平野では普通種ですが、一度も交尾している姿を見たことが
ありません。孵化の場面も最初から撮れてはいないので、
今年の夏は、本種の一生の中で欠落しているシーンを埋めていきたいと思っています。
2018.06.24  Coming soon
 最初のアナウンスから、その後、動きが何もなく、
「出す出す詐欺」のようであった新刊ですが、3日前にとうとうぼくの手を離れ、
当初の予定から実に1ヶ月半も遅れて、ようやく世に出ることになりました。
今度こそ本当にcoming soon で、7月12日(木)発売です。
刷りと製本はこれからですが、7月に入ったら、表紙の画像を含む詳細を
一気にアップできると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ノコギククワガタ(♂)のさなぎ
「ノコギリクワガタ(♂)のさなぎ」
 
 飼育下のノコギリクワガタがさなぎになっています。
6月10日の撮影ですが、今までこんな季節にさなぎになったことはなく、
いつもは夏の終りが蛹化時期でした。ノコギリクワガタは晩夏~初秋にかけて
蛹化・羽化し、そのまま土中の蛹室に留まって冬を越す(「蛹室内越冬」といいます)
という認識でいたので、このさなぎの個体が果たしてどうするつもりであったのか、
蛹室を壊して取り出してしまったことを少し後悔しています。

 蛹室から出した以上、彼はもう活動するしかないわけですが、
あのままそっとしておいたら、暑い7月、8月を飲まず食わずでやり過ごし、
やはり蛹室内越冬したのか、それとも、この夏にみずから蛹室を出て
活動するつもりであったのか? もしかしたら、そういう個体もいるのかもしれません。
飼育下のコクワガタでは、夏前に羽化した個体は、ほどなく自分から出てきますね。
夏の終りに羽化した個体は、そのまま蛹室内で越冬するようです。
もっとも、成虫越冬できるコクワガタは、蛹室を出る季節に慎重である必要はなく、
いったん蛹室を出たら越冬能力を失うノコギリクワガタとは、かなり事情は異なります。

ノコギククワガタ(♂)のさなぎ(アップ)
「ノコギリクワガタ(♂)のさなぎ(アップ)」

 大あごの部分のアップです。中は液状のもので均質に満たされているわけではなく、
神経のように見えるものが何本も走っていますね。
大あごが少しずつ形成される過程を見てみたいと思いますが、
ほどなくストロボ光を通さなくなり、その後はもう色づいた大あごがうっすらと
浮かびあがるまで、何が起きているかはわからないでしょう。

彼を人工蛹室に移し、今日まで見守っていますが、すでにストロボ光は
通さなくなったものの、大あごが透けて見える段階までは進んでいません。
成虫の体は非常にゆっくりと形成されていくようです。
 少し前の記事に書いたクヌギの樹液酒場ですが、
夏の盛りを前に、意外な形で閉店を余儀なくされました。

ある町の、公立の運動公園に隣接した木立の中の1本なのですが、
スズメバチが集まることで、町に「通報」が行ったのでしょう。
樹液の出口すべてを、樹脂でふさがれてしまいました。

「樹液酒場の突然の閉店」
「樹液酒場の突然の閉店」

その後、さらにていねいな処置がほどこされ、ビニールで覆われることに・・・。
ビニール越しに、中が蒸れているのが透けて見えます。

「ビニールで覆われたクヌギの木」
「ビニールで覆われたクヌギの木」

残念な結果に終りましたが、
伐り倒されなかっただけでも、よしとしなければいけないのかもしれません。
運動公園利用者がお弁当を広げる木陰なので、
通報があったら、町も放置はできないでしょう。

夏の断片をもう一つ。

夕方に、低空で旋回飛行をするウスバキトンボがいました。
マンホールの上をかすめるように、何匹も飛び回っています。
何をしているのでしょう?

「マンホールの上を飛び回るウスバキトンボ」
「マンホールの上を飛び回るウスバキトンボ」

もう日が陰るころの時間帯で、コンパクトカメラしか持っていなかったので、
微力な内蔵ストロボでは、トンボの姿がわかるように撮ることは不可能でしたが、
黄色い矢印の物体が2匹のウスバキトンボです。
マンホールに近づいて、赤い矢印の部分を見てみると・・・。

「汚水で発生したユスリカ」
「汚水で発生したユスリカ」

これを食べていたのでしょう。
羽化したユスリカが、次々にマンホールの穴から飛び立っていきます。
こんなエサ場をよく見つけたな、と感心しましたが、集まっていたウスバキトンボは
5匹ほどいました。5匹が別々に、この豊穣のエサ場を見つけ出したのでしょうか、
それとも、先行する1匹の行動を「見とがめて」、
「われも、われも」と割り込んできたのでしょうか。
最初からこの場所で見ていたかったな・・・と思いましたが、
来年また同じ時期にここに来ることがあれば、そんな機会もあるかもしれません。

意外なエサ場といえば、こんな珍しいシーンも。

「コイの死骸から吸汁するアゲハ」
「コイの死骸から吸汁するアゲハ」

花の蜜を吸うはずのアゲハが、腐ったコイの死骸で吸汁していました。
タテハチョウ科ではよく見られるシーンですが、
腐肉から吸汁するアゲハは初めて見ました。
並大抵の腐敗レベルではなく、ここまでの悪臭の中で撮影したのは初めてです。
珍しい場面を撮影できたので、まあ、よしとしましょう。

今回は美しい場面の写真がありませんが、
雨が多く、青空のもとで撮影すること自体が難しい夏でした。
今週末も、台風が日本列島を縦断するようで、
予定していた取材が、果たしてできるかどうか・・・?