元旦以来、ブログ更新をしていなかったので、生存確認のためにも更新いたします。
今年はまだ1日しか撮影に出かけておらず、その日に出会った虫たちです。
千葉県で1月13日に撮影しました。

タテジマカミキリ
「タテジマカミキリ」

 カクレミノの木を削って、その窪みに体をめり込ませるようにして越冬しています。
ストロボ光で姿を暴き出していますが、実際には1メートル離れるともう見えません。

モズのはやにえ(トゲナナフシ)
「モズのはやにえ(トゲナナフシ)」

 トゲナナフシのはやにえは、初めて見ました。
夜行性の虫ですから、モズとの接点はなさそうですが、晩秋になって気温が下がり、
日中に活動せざるを得なくなった頃にモズに見つかったのでしょう。

 ここ4日間、外出もせず、毎日18時間以上も座りっ放しで本の仕事をしています。
おそらく10日以内には山を越えるだろうと思います。
 あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
虫の本は、ほとんどが暖かい季節になってから出版されますが、
寒い今の時期が制作のシーズンということになり、日々パソコンに向かっています。

 春に2冊の本が出ますが、夏にもう1冊出すことが年末に決まり、
詳細が決まりましたら、またこのブログでご案内させていただきます。

始原亜目・ナガヒラタムシ
「始原亜目・ナガヒラタムシ」

 さて、元旦ということで、甲虫図鑑の先頭に収録される虫の写真を選んでみました。
起源の古い虫で、分類上はその名も「始原」亜目。いわゆる生きた化石ですね。
そんなに珍しい虫ではありませんが、探しに行って見つかる虫でもありません。
6~7月頃に葉っぱの上などに止まっている姿を偶然見かける、
という出会いが普通ではないかと思いますが、すぐに脚を縮めて擬死の態勢に入るので、
不用意に近づくと落ちて見失います。写真の個体は、横浜市の市街地で見つけました。

 去年1年間、引き続きレギュラー出演させていただいた
「荻野目洋子の虫はともだち Season2 ~キャンピングカーで行く 虫観察旅~」
(全10回、JCOMテレビ)ですが、第9回(総集編:前半)と第10回(総集編:後半)
を除く8回分がYouTubeでも配信中ですので、URLをご案内します。
キャンピングカーで各地を巡ってお目当ての虫を探し、ご当地グルメも一緒に楽しもう、
という昆虫バラエティ番組で、ぼくが収録地を推薦したのは、第3回と第4回の2回分。
自分の慣れ親しんだフィールドですから、この2回は特におすすめです。

第1回(タマムシ)
https://www.youtube.com/watch?v=lqAEcvD5dEk

第2回(ナナフシ)
https://www.youtube.com/watch?v=YEhQWbG2XSs

第3回(チョウトンボ)
https://www.youtube.com/watch?v=3sMBfilxhzs

第4回(セミ)
https://www.youtube.com/watch?v=fuGZh9g8vnE

第5回(アカハネナガウンカ)
https://www.youtube.com/watch?v=Ivl4I3qzMs4

第6回(カブトムシ)
https://www.youtube.com/watch?v=W1sR67JEmno

第7回(カメムシ)
https://www.youtube.com/watch?v=wWs0XiHjd64

第8回(花に来る虫)
https://www.youtube.com/watch?v=Ot0FViU_ybE

 今年もまた、Season3 があるかもしれません。
決まりましたら、また当ブログでお知らせいたします。
2023.12.19  久々に…
 昆虫写真家のブログなのに、しばらく昆虫の写真を全然アップしていなかったので、
久しぶりにアップしたいと思います。
撮影をサボっているわけではないのですが、ほとんどの写真に何らかの使用予定があり、
その企画が世に出る前に発表するのが難しくなっています。

ムラサキツバメの越冬集団
「ムラサキツバメの越冬集団」

 群れになって越冬する習性は、チョウとしては珍しいと思います。
気温が下がると、すぐには飛び立つことができなくなるので、
もし天敵に見つかったら全滅の可能性もありそうですが、
この越冬スタイルには、どんなメリットがあるのでしょうか。
過去には、たった3匹からなる小集団の写真をブログにアップしたことがありますが、
http://moriuenobuo.blog.fc2.com/blog-entry-198.html
ようやく、越冬集団と言える写真を撮ることができました。
この場所を教えていただいたTさんに感謝です。

チュウレンジバチの幼虫集団(マクロレンズ)
「チュウレンジバチの幼虫集団(マクロレンズ)」

 11月24日の撮影です。こんなに秋遅くまで幼虫がいるとは思いませんでした。
マクロレンズで撮ると、季節感のない写真になるので、

チュウレンジバチの幼虫集団(魚眼レンズ)
「チュウレンジバチの幼虫集団(魚眼レンズ)」

 魚眼レンズでも撮影し、紅葉を写し込むことで、
晩秋の撮影であることがわかるようにしました。
誌面上で大きく使う写真では、昆虫と背景情報が離れていてもよく、
むしろその方が空の面積も広くなって「抜けのよい」写真になりますが、
今回のシチュエーションは、大きく使う場面が想像できなかったので、
昆虫と舞台背景(この場合は紅葉)の距離を詰めておきました。
ここを圧縮しておくと、多少トリミングしても背景の舞台装置が失われることなく、
必要な環境情報を画面内に残しやすくなります。

 次の出版予定は春で、ほぼ同じような日程で2冊の本が出ます。
42ページの児童書と、144ページの大人向けの本で、
今その準備を進めているところです。
取材(撮影)はすでに完了しており、制作に入っているので、
しばらくはカメラではなく、パソコンを相棒とする生活が続きます。
 飯田 猛さんの新刊をご紹介したいと思います。
『リスのエビフライ探検帳 ~マツボックリの大変身!~』(技術評論社)。
ハードカバー、32ページの児童書です。

『リスのエビフライ探検帳 ~マツボックリの大変身!~』(技術評論社)飯田 猛著
『リスのエビフライ探検帳 ~マツボックリの大変身!~』(技術評論社)飯田 猛著

 飯田さんは作家であると同時に、
ぼくの著書『散歩で見つける 虫の呼び名事典』や、『身近な昆虫さんぽ手帖』
(いずれも世界文化社)を一緒に作ってくださった編集者でもあります。
自然や生きものへの造詣が深いので、虫の本を作る際も、
イチから説明しなくてもわかってくださる感がとてもやりやすく、ありがたかったです。

 「リスのエビフライ」というのは、さまざまな種類の松ぼっくりを
リスが食べたあとに残る芯の部分がエビフライにそっくり、ということからの命名で、
なるほど、これはお皿に盛ってあったら、まちがえて食べそうなほどよく似ています。
ユーモアもあって、洒落たネーミングですね。

 ぼくは、松ぼっくりに、こんなにたくさん種類があることを知りませんでした。
それぞれの種ごとに、エビフライになった時の形に特徴が出るのがおもしろいです。
この本をしっかり読みこめば、どのエビフライが、どの松ぼっくり由来のものか、
わかるようになっています。

 リスがエビフライを作る過程の写真もたくさん載っていて、
これは本当にかわいらしくて「萌え」ですね。
わが家は横浜の市街地にあるので、家の近くには外来種のタイワンリスしか
棲息していませんが、タイワンリスもエビフライを作るようなので、
近所の公園でエビフライを探してみたいと思います。

 お子さんと一緒に、大人も楽しめる1冊ですので、
ぜひ、書店で手に取ってご覧になってみてください!
 ぼくは「埼玉昆虫談話会」という昆虫同好会に入っていますが、
その同好会の会員有志で運営している
「加須市大越昆虫館」(かぞし おおごえ こんちゅうかん)に行って来ました。
開館日は、「埼玉昆虫談話会」の公式サイトでご確認いただけます。

「加須市大越昆虫館 館内風景(1)」
「加須市大越昆虫館 館内風景(1)」

「加須市大越昆虫館 館内風景(2)」
「加須市大越昆虫館 館内風景(2)」

「加須市大越昆虫館 館内風景(3)」
「加須市大越昆虫館 館内風景(3)」

「加須市大越昆虫館 館内風景(4)」
「加須市大越昆虫館 館内風景(4)」

 標本展示、昆虫書籍展示、生体展示もしています。
ボランティアで「店番」をされている会員の方々には、本当に頭が下がります。
ぼくは横浜に引っ越して以来、埼玉の関係先がすっかり遠くなってしまいました。

 さて、ぼくがレギュラー出演している「荻野目洋子の虫はともだち」ですが、
YouTubeでも配信されるようになりました。

第1回(タマムシ)
https://www.youtube.com/watch?v=lqAEcvD5dEk

第2回(ナナフシ)
https://www.youtube.com/watch?v=YEhQWbG2XSs

第3回(チョウトンボ)
https://www.youtube.com/watch?v=3sMBfilxhzs

第4回(セミ)
https://www.youtube.com/watch?v=fuGZh9g8vnE

第5回(アカハネナガウンカ)
https://www.youtube.com/watch?v=Ivl4I3qzMs4

 テレビでのオンエアは、第6回が放送されたばかりで、
今のところ、YouTubeで配信されているのは第5回までです。
テレビ放送から2週間遅れで、今後もYouTube配信されると聞いております。
無料アプリ「ど・ろーかる」では、放送翌日からスマホで視聴できますが、
スマホ持ちの方ばかりではないと思います。「2週間遅れ」をお許しいただければ、
パソコン画面でYouTube視聴できますので、どうぞよろしくお願いいたします。